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胎児は何でも知っている・・・・・・かも

陽太を産んで3ヶ月後ぐらいのこと、そろそろ家計簿を再開しようと家計簿を開いた。出産前の家計簿の日記の欄に書いていた自分のある文章に目がとまった。
8月10日
「今日10日だったから絶対産まれると思ったのに残念。あの声が聞こえたのに」
8月12日
「今日12日だったから、絶対産まれると思ったのに残念。あの声が聞こえたのは2日。だから10プラス2で12日だと思ったのに。あの声は空耳だったのか」

・・・・・私は忘れていたある事を思い出した。


平成13年8月・・・・・・私は臨月の妊婦だった。

平成13年の夏は例年にない猛暑で、日本列島、熱中症で亡くなる方が多数でた。不幸にも家の中で熱中症で亡くなる方もいた。
おりしも、私は臨月の妊婦。普通の夏でも妊婦は体温が高くなりきついのに家の中にはクーラーがなかった(引越し予定の為)・・・・もう臨月の体は体中むくみ、完全にまいっていた。私のお腹は妊娠8ヶ月の頃から臨月の妊婦さんと間違えられるほど大きくなっており、トイレへ行くのもはあ、はあ、いっていたぐらい。部屋の温度は最高の時は36度。熱中症でお腹の子とこのまま死んだらどうしようと汗まみれになりながら真剣に考えた。ダンナはクーラーを買うのを許してくれなかったので、お腹の子に対して1日中お腹をさすりながら
「お母さんは、もう限界だよ〜、聞こえてるんでしょう〜,出てきてよ〜,」と時には涙を浮かべて頼んだりしていた。(笑)
予定日は8月30日。待ちきれなかった。


8月2日の晩のこと。お風呂で入浴していたら、かなり本格的な初期陣痛のような痛みが定期的に襲ってきた。もう長女を出産しているので、陣痛の痛みは分かる。嬉しかった!けれど、この日の晩は避けたかった。育児サークルの人から頼まれていたイラストを今晩中に描きあげ、明日にはそのイラストを手渡したかったから。このまま出産したら迷惑をかけてしまう。
私はお腹を包むようにして、お腹の子に心の中で強く言った。

「ごめん、今日はダメ。すっごく早く産みたいけど、いつも早く出ろ出ろ言ってたけど、今日はダメ。明日にして!」

すると心の中で即座に返答が・・・。

「いいの?ママ、今日産まれないと10日になっちゃうよ。いいの?」

(耳から聞こえてくるという声ではなくて、夢の中でみる会話の声に似ている感じかな?無声だけど雰囲気の声、でもはっきりとしている。お腹の中にいる男の子の声と分かった。なんで分かるのと聞かれると困るけど第六感といいましょうか・・・耳から聞こえるという幽霊の声とは全然違う)

「いいよ!10日で!!」と心の中で答えた。・・・すると、陣痛らしき痛みはす〜っと掻き消えてしまった。(次の日、もう限界だったのでダンナを涙で脅迫しクーラーを買ってもらいました。)
絶対8月10日に生まれると確信した私は、10日の日ダンナにも「今日生まれるから!」と宣言し、一日中ドキドキしていた・・・・・が、生まれなかった。

「2日に聞いたから10をたして12かな?」と12日の日、一日中緊張した・・・・・が、生まれなかった。

「な〜んだ、私の勝手な独り言?気のせいだったのか・・・」と思い、すっかりこの事は忘れてしまっていた。


それから、予定日が過ぎてもいっこうにお腹の子は出てこなかった。
1週間がすぎても生まれてこないので,妙に胸騒ぎを覚え、不安に押しつぶされそうになった私は、病院に相談した。相談にのってくれた先生が、入院の日を決めてくれ、陣痛促進剤で出産をすることになった。入院して次の日、陽太は無事生まれた。

イヤ〜な不安は的中していた。陽太の首には2重にへその緒が巻かれていたらしい。ヘソの緒に首を絞められて死産、もしくは障害をもって生まれてしまったケースを時々聞く。それに生まれてきた陽太は上の娘優花と違い、全身皮がぼろぼろだった。小児科の先生が陽太を見て、「きりきりまでお腹の中にいたんだね〜,ほら、皮がぽろぽろむけてるでしょ?10ヶ月を過ぎると胎盤の機能はどんどん衰えていって、今までその中で成長していった赤ちゃんは今度は逆にどんどん縮んでいくんだよ。予定日ぐらいに産まれた赤ちゃんは皮がぴちぴちしてるけどお母さんのお腹に長い間いた赤ちゃんはこんな風に皮がぽろぽろなんだよ。」と教えてくれた。
・・・・・自分から病院に「早く出産したい!!」と積極的に相談してよかったと胸をなでおろしたのだった・・・。

と、陽太出産の思い出にひたっていた私はふ、と思い出した。
「いいの?ママ,今日産まれないと10日になっちゃうよ、いいの?」という心に聞こえてきた声だ。
私はすぐ母子手帳を出してきて、陽太の誕生日を確認した。

・・・・・日付は、9月10日・・・・・・。

(「いいの?今日産まれないと10日になっちゃうよ、いいの?」ってあれは、8月10日じゃなくて、9月10日に産まれるよって意味だったわけ〜??)


偶然だろうか?あの声の「10日」と同じ日だった。でも、あの声のはっきりとした感覚は今だに思い出すことができる。
だとしたら、陽太は胎児の時(現在1歳半、超甘えん坊)、未来を予測したんだろうか?
病院が指定した出産入院の日を?

もし、「今日(8月2日)産まれないと9月10日に産まれるよ」と言われれば、間違いなく私は8月2日産むことを選んでいただろう。臨月の1ヶ月はそれだけ過酷だった。
じゃあ、もしかしたら、陽太の誕生日は本当は8月2日に陣痛がきたとして、8月3日に生まれてたかも・・。


・・・・・・・・・・・・胎児というのは、まさしく神秘的、神様に近い存在なのかもしれない・・・・・・・・・・・かも

生まれてきたら、ただの人間・・・・現在の陽太は(1歳半)は限りなく、おサルさんに近いです・・(笑)

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